輝く記憶

輝く記憶

結成11年目の夏、八丈島にて全曲録音

歩き続けるフォークバンドの4年振りオリジナルフルアルバム。
「京町バ、長い螺旋階段を10年かけてひとまわり。」
そんな形容がぴったりの、結成11年目にしてルーツに戻ったかのような、全曲フォーク!!なオリジナル・フルアルバム。

南国情緒と流人文化の哀愁を併せ持つ八丈島。本作はそのバイブレーションに包まれながら、2008年8月、八丈島の八丈高校視聴覚ホールにて、バンドによるセルフ・プロデュースによりレコーディングされた。

確実に年を重ね、哀しみも喜びも共に分かちあってきた4人が、今の瞬間に息を合わせて奏でたものをそのままパッケージしたような音。
4人の飾らない個性が完全に混じりあった響き。それはちょうど、夏の夕日を反射しながら繰り返される、慈しみに溢れた八丈の“波の音”のようでもある。

レコーディングエンジニアは、久保田麻琴と夕焼け楽団、大塚まさじ、70年代フォークの様々なアーティスト達、細野晴臣関係から、フェイ・ウォンやローリング・ストーンズなど海外のメジャーアーティストも多数手がけている藤井暁氏。アーティストの存在感を透徹した耳で完全に掬い上げ、ナチュラルかつシンプルに際立たせるエンジニアリングも、今回のアルバムの聴きどころのひとつ。

繰り返し、繰り返し、聴きたくなるアルバムです。

  1. いっぽんみちだったよ
  2. 愛のこと
  3. みえない植木
  4. 小さな家
  5. ある一日の電話
  6. アリトカメトボク
  7. いつかの夢はまだ見ない
  8. かがやく記憶
  9. 春霞